Update 2025/12/4

Oct 2025 The Symbol Syndicate | Anthony’s Engineering Blog

2025年10月のブログ(日本語訳)

10月は静かに過ごせたように感じました。というのも、米国ビザ申請の手続きに忙殺されていたからです。なぜアメリカに行くのかというと、ついにチームで対面ミートアップをすることになったからです!ビザ関連の書類にかなり時間を取られましたが、決して仕事をサボったわけではありませんでした。
NEM Explorer に注力し始めてから、NEM の Catbuffer スキーマを調べることに時間を取っていました。というのも、NEM の API ではトランザクションやブロックのサイズ情報が提供されていないからです。そこで、NEM Explorer に必要となるトランザクションサイズとブロックサイズの算出に取り組みました。もちろん、関連プロジェクト間の依存関係のクリーンアップも行いました。

主な業務の概要

  • NEMのCatbufferスキーマ研究
  • NemBlockCalculator のリファクタリングと改良
  • Explorer Puller に Coverage レポートを追加
  • 複数のプロジェクトにおける依存関係問題の整理

各業務について

NEMのCatbufferスキーマ研究
  • APIが返したJSONデータを使用し、バイト列にシリアライズしました。これにより、NEM Explorerのバックエンドでサイズ計算を実装する際の効率が向上します。
  • トランザクションとブロックの構造への理解が深まり、より正確で信頼性の高いNEM Explorerの構築に役立ちました。
  • こちらでCatbufferのスキーマを参照できます。
lightapi/python に NemBlockCalculator を追加
  • NEMのAPIエンドポイントは、トランザクションおよびブロックのサイズを提供していません。
  • サイズを計算するいくつかの方法:
    • APIから返ってきたバイナリの使用 もしくは
    • データをバイト列にシリアライズ
  • パフォーマンスの観点からは、API経由で問い合わせるよりもシリアライズのほうが効率的です。
  • ご興味があれば、実装についてはこちらをご覧ください。
explorer puller のカバレッジレポート
  • コードの品質を確保するためには、テストカバレッジが重要です。これは、コードのロジックのどの程度が実際にテストでカバーされているかを示すものです。
  • Explorer Puller にユニットテストをさらに追加し、カバレッジを 95% 以上に維持しました。
依存関係の問題解消
  • 複数のプロジェクトにおける依存関係の更新。
  • Faucet や Explorer のように一部古いプロジェクトもありますが、最新バージョンのツールやライブラリと円滑に連携して動作するように、引き続きそれらをメンテナンスしています。

次の予定

11月に予定している出張でチームメンバーに初めて直接会えるのがすごく楽しみです!
メインタスクは引き続きNEM Explorerへの注力です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。また次回お会いしましょう!🏴‍☠️
strapi-blog-api-image
Anthony (日本語訳 Radio)
 

2025年10月のブログ(英文)はこちらから

過去の日本語訳 The Symbol Syndicate | Anthony’s Engineering Blog


News
Community
Docs
Contact