Update 2024/4/14

コミュニティ開発Symbolソフトウェア Vol.1

Symbol Node RESTFul API 拡張ソフトウェアの紹介

概要

Symbol Blockchain Node の RESTFul API を拡張するための新しいソフトウェアが開発されました。このソフトウェアは、既存の REST API と連携し、アプリ開発者が通常行う煩雑なデータ変換を事前に実施。これにより、開発者はより迅速かつ効率的にアプリケーションを構築できるようになります。Symbol プラットフォーム上でのアプリ開発をシームレスに進めることを目的としており、開発者のニーズに応じて機能の拡張が予定されています。

主要機能

  • アドレスから加工されたアカウント情報の取得: アドレスを基にした加工済みアカウント情報を提供します。
  • 一時的に使用可能な秘密鍵の発行: 一時的な秘密鍵を生成します。
  • 公開鍵からアドレスへの変換: 公開鍵をもとに、対応するアドレスを生成します。
  • hex 形式のアドレスから base32 形式への変換: 異なる形式間でのアドレス変換をサポートします。
  • transaction payload から transaction json への変換: トランザクションのペイロードを JSON 形式に変換します。
  • 活きているノードリストの返却: 現在活動中のノードのリストを提供します。
  • Address QR Code の作成と返却: アドレスに対応する QR コードを生成し、提供します。

利用イメージの拡張

この拡張 API は、ノードの内部に構築して利用することが可能で、ノード上に API サーバーを追加することで、特定の個人の開発者に依存しない形でサービスの運用が可能です。アプリケーションは Docker コンテナや Node.js として利用が可能であり、既存の Symbol Node にはこれらのソフトウェアがインストールされているため、追加の環境構築が最小限で済みます。
アプリ開発者は、例えば Google Apps Script のような特殊な環境でも Symbol-SDK 不要で組み込むことができます。この API を通じて、Symbol 関連の操作を簡単に実装できるようになり、ブラウザ環境でも Symbol-SDK の環境構築が部分的に不要となり、また、複雑なコードの記述頻度を減らすことが期待されます。

開発者情報とリポジトリの更新

このソフトウェアのレポジトリは GitHub に公開されており、作者は X でフォローすることができます。開発者は、GitHub レポジトリへの Pull Request を通じて、新しい機能の提案や既存機能の改善に貢献することができます。
GitHub X faunsu19000

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